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画面の構成から解像

LEDビジョンの仕組みを徹底解説!構造・映る原理から解像度まで

  • 公開日:2022.03.14
  • 更新日:2026.01.27
  • LEDビジョン

近年、駅前や街中、店舗内などのいたるところで目にするLEDビジョンですが、どんなふうに組み立てられているのか、どうやって電源を供給して映像を流しているのか、解像度はどのように決まるのか知っていますか?この記事ではLEDビジョンの仕組みの基礎知識について解説していきます!

この記事の目次

「LEDビジョン」について

まず「LEDビジョン」について説明する前に、「LED」について解説していきます。

LEDとは

LEDとは「Light Emitting Diode」の略称で「発光ダイオード」とも呼ばれています。身近な存在でいうと蛍光灯や電球の代わりに使用される「LED電球」などで使用されています。一般的な電球よりも強い光を放つので、舞台照明などのさまざまな場面で使用されています。

LEDビジョンとは

LEDビジョンは、「LED」を搭載した映像表示機器のことを指します。「LEDディスプレイ」「LEDモニター」「LEDスクリーン」などさまざまな名称で呼ばれています。 LEDビジョンは「明るさ」「長寿命」「メンテナンス性」「形状の自由さ」においてとても優れています。屋外、屋内のどちらにも対応が可能で、屋外看板やライブ会場、店舗内などさまざまな場所で活用されています。

基盤となる板の上にRGB(光の三原色)の集まった光の粒が入っている部品である「素子」を密集させて映像を映し出しています。多数の素子が多様な色を表現することでフルカラーでの表現が可能になっています。

RGB=光の三原色と呼ばれるRed・Green・Blueの3色の頭文字を組み合わせたものです。この3色を混ぜることで3色以外の無数の色を表現することができます。

LEDビジョン画面の構造

LEDビジョンについては軽く理解して頂けたでしょうか?次にLEDビジョンがどうやって一つの画面になるのかを解説していきます。

まず、皆さんのイメージする大画面のLEDビジョンを分解すると「ユニット」というパーツに分解されます。さらに「ユニット」を分解すると「モジュール」という小さな1枚の、板に素子のたくさんついたパネルになります。

例えば、弊社の屋外用LEDビジョンARMを使用してW2,000×H4,000mmのLEDビジョンを作成する場合、W250×H250mmのモジュールを4枚使用してW500×H500mmのユニットを作成して、縦に4枚、横に8枚の合計32枚のユニットを連結させてW2,000×H4,000mmの大画面を作成します。

画面構成

画面の構成は「パズル」をイメージするとわかりやすいです。1つ1つのピースがLEDビジョンのパネル。そのピースを繋ぎ合わせて、1つの大画面を完成させます。
ピースのつなぎ方次第で、色々な形に組むことが可能です。液晶モニタでは出来ない、拡張性・柔軟性を持っています。

「フェンシング高円宮杯/全日本選手権2017」ピストという競技場を囲うように、上面と側面をLEDビジョンを設置。

電源はどうやって供給するの?

10台のLEDビジョンを使うとき、電源は10回路必要なのか?といった疑問が出てくるかと思います。
液晶パネルの場合、各モニタにそれぞれ主電源が必要となりますが、LEDビジョンはデイジーチェーン方式(数珠つなぎ)となります。

このように隣のLEDビジョンに電源を受け渡していきます。
映像信号も同様で、LANケーブルで映像信号を受け渡していきます。

LEDビジョンの解像度について

テレビを始めとする液晶モニターを選ぶ際に選択の一つに選ばれる「画面解像度」ですが、LEDビジョンにも1モジュールごとに解像度が存在することをご存じでしょうか?

テレビやパソコンのモニター、スマートフォンなどの液晶モニターは多くの製品・規格サイズで解像度が決まっています(FHDや4Kなど)、一方でLEDビジョンの場合は画面の大きさやピッチサイズよって解像度が変わります。ここでは、解像度の概念や、LEDビジョンの解像度、映像と解像度の関係などについて解説していきます。

解像度とは

この素子同士の間の距離をピッチサイズといい、LEDビジョンは製品のサイズとピッチサイズによって変更されます。

そもそも解像度とは「解像度」と「画面解像度」2つの種類に分けられます。

解像度

解像度・・・画像や映像がどれくらいの点が詰まっているのか、という密度(画像の点の密度)のことを指します。単位はdip(dot per inch)、ppi(pixel per inch)を使用します。

一般的には「これくらいの幅の中に何個の点が入っている」という密度を表現しています。例えば「4dpi」の場合は「1インチの幅の中に4個の点が入っている」ことを意味します。「8dpi」では「1インチの幅に8個の点が入っている」ことになります。同じ1インチの中にどれだけ点が入っているかを表しています。画像や映像などに使用されます。

画面解像度

画面解像度・・・画像や映像を映し出す画面が何個の点で出来ているのか、という画素数(画面の点の総数)のことを指します。

画面解像度は単純に「画面の点の数(画素数)」を表しています。例えば「1920×1024」の場合は「横に1920個、縦に1024個の点で構成されている画面」という意味です。画像や映像を表示するディスプレイ画面などに使用されます。

どちらも「解像度」ではありますが、「解像度=点の密度」「画面解像度=点の数」を表しています。一般的に「解像度」と聞くと点の密度のことを差しますが、LEDビジョンや液晶モニターといった画面の話の場合は「画面解像度」のことを差します。この記事ではこの画面解像度について深堀していきます

LEDビジョンの解像度の概念

LEDビジョンの画面解像度は筐体の粒の合計で決まります。ピッチサイズ(縦横の粒の間隔)を縦横の長さで割ると、それぞれ縦横にどれくらい粒が並んでいるかがわかります。例えば、筐体サイズ500×500mmでピッチサイズが10mmの場合では、縦横それぞれに50粒(500÷10=50)ずつで出来ているので、全体で250粒(50×50=250)で構成されている画面になります。画面解像度は50×50pxで表されます。

なので、筐体をいくつもつなぎ合わせて作成するLEDビジョン1面の解像度は、筐体の解像度×使用した筐体の数で求めることができます。また、全体の横幅と高さのそれぞれをピッチサイズで割る方法でも求めることができます。例えば、画面サイズがW4,000mm×H2,000mmで、ピッチサイズが2mmの場合では、横が4,000÷2=2,000、縦が2,000÷2=1,000になるので、画面解像度は2,000×1,000pxになります。※実際の取付サイズ、総解像度、視認距離、コストや予算感によって、お客様に最適な設置方法をご提案したします。

この画面解像度の計算をする際に注意することは、単位が一緒であるかを確認する必要があります。cmとmmをそのままの値で計算してしまうと正確な数字が出ないので、かならず単位をmmに直してから計算しましょう。

解像度と画面解像度の関係

解像度が4Kレベルの映像をLEDビジョンに映し出すためには、ビジョンの解像度も4Kに対応する画面解像度を持つ必要があります。理由は、画像の粒と画面の粒の数が合わないと同じ解像度の画像をLEDビジョンに映し出すことができないのです。

画像の解像度が高くても、画面解像度が低いときれいな画像を映し出すことはできないのです。また、逆に画像の解像度が低くて、画面解像度が高い場合も綺麗な映像は映し出されません。必要な粒の数のみしか使用されないのです。

LEDビジョンに放映したい映像や画像を作成する場合は、画面解像度に合わせた解像度で画像や映像を作成する必要があります。

 

LEDビジョンの導入事例

LEDビジョンは、広告や演出用途に限らず、情報発信・空間演出・ブランディングなど、さまざまな分野で活用されています。

ここでは、業界別に代表的なLEDビジョンの導入事例をご紹介します。

商業施設におけるLEDビジョン導入事例

大型商業施設のエントランスや館内通路にLEDビジョンを設置し、イベント情報やキャンペーンを映像で発信。

静止看板では伝えきれなかった情報も視覚的に訴求でき、来館者の立ち止まり率や回遊性の向上に貢献しています。

BAYCREW’S STORE OUTLET 軽井沢 /長野県軽井沢

BAYCREW’S STORE OUTLET 軽井沢のLEDビジョン

製品種別

屋外用LEDビジョン

ピッチサイズ(mm)

P4.8

ディスプレイサイズ(mm)

40,000(W)×3,000(H)

設置場所

BAYCREW’S STORE OUTLET 軽井沢/

長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 軽井沢アウトレット

企業情報

株式会社ベイクルーズ / https://baycrews.co.jp/

 

娯楽・興行施設におけるLEDビジョン導入事例

ライブ会場や劇場などの娯楽・興行施設では、ステージ背面や演出用としてLEDビジョンを導入。

高精細な映像表現により、演者の魅力や世界観を強調でき、来場者の没入感を高める演出が可能になります。

「GRAND CHAMP」MV撮影 / BMSG FES

GRANDCHAMP_MV_LED2

製品種別

屋内用LEDビジョン

ピッチサイズ(mm)

P3.9

ディスプレイサイズ(mm)

9,000(W)×9,000(H)

設置場所

都内スタジオ

イベント情報

株式会社ピクス /

https://www.pics.tokyo/company/

 

ホテルにおけるLEDビジョン導入事例

ホテルのロビーや宴会場にLEDビジョンを設置し、ブランド映像や案内表示を配信。

上質な映像演出により空間全体の印象を高め、宿泊客へのおもてなしや企業イベント時の演出強化に活用されています。

東京プリンスホテル 鳳凰の間 / 大型LEDビジョン

東京プリンスホテルLEDビジョンレンタル
使用した製品 屋内用LEDビジョン
ピッチサイズ 3.9mm
製品サイズ W7,500mm×H4,000mm
画面解像度 1,923×1,025px

 

展示会・イベントにおけるLEDビジョン導入事例

展示会ブースにLEDビジョンを設置し、製品紹介やブランドメッセージを映像で表現。

遠くからでも視認性が高く、来場者の注目を集めやすいため、ブースへの集客力向上に効果を発揮しています。

TOKYO GX ACTION/東京ビッグサイト

TOKYO GX ACTIONのシンボルLED「GX TREE」

製品種別

屋内用LEDビジョン

ピッチサイズ(mm)

P2.6/P3.9/P6.94

ディスプレイサイズ(mm)

キューブ型 :3,000(W)×3,000(H) 4面
大型ビジョン:8,000(W)×4,500(H)      など

設置場所

東京ビッグサイト/ 〒135-0063 東京都江東区有明3丁目1−1

イベント情報

TOKYO GX ACTION

https://tokyo-gx-action.jp/event2025/

 

スポーツ施設におけるLEDビジョン導入事例

スタジアムやアリーナにLEDビジョンを導入し、試合映像やリプレイ、スポンサー広告を表示。

臨場感ある映像演出により観戦体験を向上させると同時に、新たな広告媒体としても活用されています。

北海道日本ハムファイターズ 開幕セレモニー/北海道北広島市

北海道日本ハムファイターズ 開幕セレモニーに設置された開閉式LEDビジョン

製品種別

屋外用LEDビジョン

ピッチサイズ(mm)

P3.91

ディスプレイサイズ(mm)

10,000(W)×3,500(H)

設置場所

エスコンフィールド北海道/ 

北海道北広島市Fビレッジ1番地

クライアント情報

北海道日本ハムファイターズ

https://www.fighters.co.jp/

 

メディア・放送分野におけるLEDビジョン導入事例

テレビスタジオや配信現場で背景演出としてLEDビジョンを採用。

リアルタイムで映像を切り替えられるため、番組やコンテンツの世界観を柔軟に演出でき、制作効率の向上にも寄与しています。

日本テレビ ジャイアントバスターズ / 東京都江東区

LEDドームシアター1

製品種別

屋内用LEDビジョン

ピッチサイズ(mm)

P2.5

ディスプレイサイズ(mm)

10,000(W)×5,000(H)

 

オフィスにおけるLEDビジョン導入事例

企業のエントランスや会議室にLEDビジョンを設置し、企業理念や実績、会社ロゴ等を表示。

デジタルならではの表現力でブランドイメージを高め、来訪者への印象強化や社内コミュニケーションにも活用されています。

ブーストキャピタル株式会社 麻布台オフィス/東京都港区

ブーストキャピタル株式会社のLEDビジョン

製品種別

屋内用LEDビジョン

ピッチサイズ(mm)

P1.2

ディスプレイサイズ(mm)

壁面①:4,800(W)×2,700(H)

壁面②:3,000(W)×2,700(H)

設置場所

Boost Capital麻布台オフィス/

東京都港区虎ノ門東京都港区虎ノ門5−9−1 ガーデンプラザB 411

クライアント情報

ブーストキャピタル株式会社 / https://boostcapital.co.jp/

 

弊社では様々な会社にLEDビジョンを導入しているため、下記リンクを参考にしてみてください。

〉各種導入事例はこちら

 

LEDビジョンに関するよくある質問(FAQ)

LEDビジョンとは何ですか?

LEDビジョンとは、発光ダイオード(LED)を搭載した映像表示機器のことで、デジタルサイネージ(電子看板)の一種です。

自ら光を放つため液晶ディスプレイよりも圧倒的に明るく、太陽光の下でも視認性が高いため、屋内外の広告やイベントの空間演出などに広く利用されています。

LEDビジョンの発光の仕組みはどうなっていますか?

LED(発光ダイオード)チップに電気を通すことで直接光を放つ仕組みです。

RGB(赤・緑・青)の素子を並べた「モジュール」と呼ばれるパネルを複数組み合わせることで、一つの大きな画面を構成し映像を表示します。

バックライトを使う液晶とは異なり、素子自体が発光するのが特徴です。

LEDビジョンの主な特徴は何ですか?

最大の特徴は「高輝度」で、直射日光が当たる屋外でも鮮明に映像を映せる点です。

また、パネル(モジュール)をタイル状に組み合わせる構造のため、サイズや形状を自由にカスタマイズでき、大型化してもつなぎ目(ベゼル)のない画面を作れるのが特徴です。

LEDビジョンを導入するメリットは?

液晶の約5倍以上の輝度があり昼間の屋外でも目立つ点や、寿命が約5万時間と長く耐久性に優れている点が大きなメリットです。

また、故障時に部分的なモジュール交換だけで修理ができるため、本体ごとの交換が必要な液晶に比べてメンテナンス性が高く、長期運用に適しています。

LEDビジョンのデメリットはありますか?

素子の粒(ピクセル)で構成されているため、至近距離で見ると粗く感じられる(ドット感が出る)場合がある点です。

また、部分的な球切れが発生するリスクがあることや、高精細な(ピッチが狭い)モデルほど導入コストが高額になりやすい点が挙げられます。

LEDビジョンとモニター(液晶ディスプレイ)の違いは?

最大の違いは「明るさ」と「画面のつなぎ目」です。

LEDビジョンは液晶の10倍以上の輝度が出せるため屋外利用に強く、大型化しても枠(ベゼル)のないシームレスな大画面が作れます。

一方、液晶は近くで見る高精細な表示に向いていますが、屋外では輝度不足になりがちです。

LEDビジョンとデジタルサイネージの違いは何ですか?

「デジタルサイネージ」は電子看板システム全体の総称であり、「LEDビジョン」はその表示機器(ディスプレイ)の一種という関係です。

デジタルサイネージのディスプレイには主に「液晶タイプ」と「LEDビジョン」があり、設置場所や用途(屋内か屋外か、遠くから見るか近くから見るか)によって使い分けられます。

LEDビジョンの利用シーンはどのような場所ですか?

ビルの屋上や壁面の広告、店舗の看板、ライブやイベント会場の大型スクリーン、スポーツスタジアムなどで利用されます。

また、透過型のウィンドウビジョンや床用LEDなどもあり、建物のガラス面や空間演出としても幅広く活用されています。

LEDビジョンにはどのような種類がありますか?

設置環境に合わせて「屋内用」と「屋外用」があり、屋外用は防水・防塵性能(IP65など)が高いのが特徴です。

また、用途に応じて光を透過する「シースルー(ウィンドウ)タイプ」や、素子の形状による「DIP(砲弾型)」と「SMD(表面実装型)」などの種類があります。

LEDビジョンの料金・相場はどれくらいですか?

サイズやピッチ幅(解像度)により大きく異なりますが、目安として30インチ程度の屋内用で約10万円〜、防水防塵性能を持つ屋外用で約40万円〜が底値の相場です。

イベントなどで短期利用したい場合は、1日単位でのレンタル(1枚数千円〜数万円)も可能です。

 

まとめ

LEDビジョンの仕組みから、LEDビジョンの解像度についてご理解いただけたでしょうか?

LEDビジョンを組み立てる様子を実際に見たことがありますが、人1人で持てるようなLEDパネルを組み合わせて巨大な画面をつくる様子を見て、本当に小さなピースを並べて大きな1枚の絵をつくるパズルのように感じました。

また、近年ニュースやSNSなどでよく目にする3Dビジョンのような映像を実現するには、4K相当の画面解像度が必要だといわれています。LEDビジョンは使用したピッチサイズや画面サイズによって解像度が決まってくるので、流したい映像の解像度がもし決まっている場合はLEDビジョン選定の際に「画面解像度」も重要なポイントになるのではないでしょうか。

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LEDビジョンの仕組み~画面の構成から解像について~
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LEDビジョンの仕組み~画面の構成から解像について~
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近年、駅前や街中、店舗内などのいたるところで目にするLEDビジョンですが、どんなふうに組み立てられているのか、どうやって電源を供給して映像を流しているのか、解像度はどのように決まるのか知っていますか?この記事ではLEDビジョンの仕組みの基礎知識について解説していきます!
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LED TOKYO